約 1,353,232 件
https://w.atwiki.jp/city_blues/pages/232.html
「想い人には随分と肩入れをするものだね」 椅子にかけてテーブルに何やら積み上げながら、ルイ・サイファーが愉快そうに聞いてくる。 「今、優秀な人捜し屋(マン・サーチャー)を失うわけにはいかんというだけだ」 黒檀のデスクにメスを置き、吟味しながら、メフィストは応えた。全くマスターの方を見ないが、ルイはそれを気にも留めた風も無い。 「ほう、彼でも後れを取ると」 「生前の技量は五分。ならばクラススキルの分、先手を取れる幻十が有利となるだろう」 「彼のクラスが分かるのかね」 「彼が適性を持つクラスはアサシンかアーチャー。おそらくアサシンとして現界している。彼の使う技を考慮した場合、幻十には最良、他者にとっては最悪の組み合わせと言える」 もし仮にアーチャーだった場合。その精神はあの殺戮の日のものになる筈。 北上とアレックスが襲われたマンションは形も残さず、塵の堆積と化しているだろう。 令呪を用いてすら制御し切れるかどうか判らぬ悪逆の魔王。それがアーチャーとして現界した幻十の精神。マスターを真っ先に糸の地獄で無数の肉片にしかねない。 幻十がアサシンとして喚ばれたのは彼のマスターと〈新宿〉の全生命にとっての幸運であったろう。 「それで、そのメスは一体何なのかね?」 「私が手術に用いたメスだ。今後は我が病院を襲う愚者の治療に使う事になるだろう。此処では宇宙線もまた紛い物だが、患者の生への意志と歓びは本物だ」 応えてメスを仕舞い込むメフィスト。 メスについての具体的な説明は無かったものの、ルイはそれで満足したらしかった。 「で、一体何をしている。マスター」 複数の円盤を目の前に積み上げたルイに、メフィストが冷ややかば声で尋ねた。 「ある人物に送ろうと思っているデモディスクだ」 一番上の『もう歌しか聞こえない』というタイトルのデモディスクしか見えない筈だが、メフィストは一瞥しただけで、全てのディスクを見てとったらしかった。 「誰が集めたのかは知らんが、無能だな。この〈新宿〉に居ながら、真の歌い手を見出せぬとは、眼を抉り、耳を削ぎ落として、残りの生涯を送るべきだ」 メフィストが侮蔑と共に目の前に滑らせて来たディスクを見て、ルイは少し考え込んだ。 ─────ブルースは、彼のレコード会社に合うのだろうか? 『風しのぶ』と記されたディスクを積み上げた円盤の上に乗せ、ルイは取り敢えず全部送ってみることにした。 【四谷、信濃町(メフィスト病院)/1日目 午前11:00分】 【ルイ・サイファー@真・女神転生シリーズ】 [状態]健康 [令呪]残り三画 [契約者の鍵]有 [装備]ブラックスーツ [道具]無 [所持金]小金持ちではある [思考・状況] 基本行動方針:聖杯はいらない 1.聖杯戦争を楽しむ 2.???????? [備考] 院長室から出る事はありません 曰く、力の大部分を封印している状態らしいです セイバー(シャドームーン)とそのマスターであるウェザーの事を認識しました メフィストにマガタマ(真・女神転生Ⅲ)とドリー・カドモン(真・女神転生デビルサマナー)の制作を依頼しました(現在この二つの物品は消費済み) マガタマ、『シャヘル』は、アレックスに呑ませました 失った小指は、メフィストの手によって、一目でそれと解らない義指を当て嵌めています デモディスクを集めて、ある人物に送る様です ?????????????? 【キャスター(メフィスト)@魔界都市ブルースシリーズ】 [状態]健康、実体化 [装備]白いケープ [道具]種々様々 [所持金]宝石や黄金を生み出せるので∞に等しい [思考・状況] 基本行動方針:患者の治療 1.求めて来た患者を治す 2.邪魔者には死を [備考] この世界でも、患者は治すと言う決意を表明しました。それについては、一切嘘偽りはありません ランサー(ファウスト)と、そのマスターの不律については認識しているようです ドリー・カドモンの作成を終え、現在ルイ・サイファーの存在情報を基にしたマガタマを制作しました そのついでに、ルイ・サイファーの小指も作りました。 番場真昼/真夜と、そのサーヴァントであるバーサーカー(シャドウラビリス)を入院させています 人を昏睡させ、夢を以て何かを成そうとするキャスター(タイタス1世(影))が存在する事を認識しました アーチャー(八意永琳)とそのマスターを臨時の専属医として雇いました ジョナサン・ジョースター&アーチャー(ジョニィ・ジョースター)、北上&モデルマン(アレックス)の存在を認識しました 浪蘭幻十の存在を確認しました 浪蘭幻十のクラスについて確信に近い推察をしました 現在は北上の義腕の作成に取り掛かるようです サーチャー(秋せつら)に、人を昏睡させ、夢を以て何かを成そうとするキャスター(タイタス1世(影)の捜索を依頼しました。その際にサーチャーから今の〈新宿〉に詳しい者が来院したら教える様要求されました。 ※メフィストが用意したメスは、患者の生の歓喜が込もっていて、死者や不死者に対して特効の効果を持ちます。 今は一本だけですが、増えるかもしれません
https://w.atwiki.jp/city_blues/pages/244.html
南元町での一戦後、せつらの麗姿は再びメフィスト病院院長室にあった。 僅かな時間に、二度の美影身の来訪を受けた、メフィスト病院院長室は、室内に満ちた蒼い光も、大気を構成する原子すらもが、歓喜に打ち震えているように、せつらと並んでソファに座るアイギスにはそう思えた。 「あの、ドクターは、まだ?」 「一般の病院を『待ち時間が長い』とか言ってくおいて、自分が待たせていれば世話は無いよ」 天候を操るマスターと、白銀のセイバーとの魔戦の後、アイギスと合流したせつらは、迷うこと無くメフィスト病院へ引き返した。 受付で名乗ると、院長室で待つように言われ、そのまま一時間が過ぎようとしていた。 「まあ大方、聖杯戦争に関係した患者だろうね。厄介な呪いでもかけられたとか」 「私達以外にも、既に交戦している人達が居るのですね」 考えてみれば…いや、考えるまでも無く当然のことであった。〈新宿〉に何組の主従が居るかは不明だが、舞台の狭さとサーヴァントの索敵能力を考えれば、既に戦端を開いた者が、自分たち以外にも複数居ると考えるのが当然だろう。 沈痛な面持ちで俯いたアイギスを横目で見ながら、せつらは“少しは減ってると楽で良いんだけどな”等と考えていた。 「待たせたな」 院長室に現れる白い影。黒い客人と並ぶ美の帰還に室内の空気原子の一つ一つが輝き出す。そんな錯覚を抱くアイギスを横目にせつらが悪態を吐く。 「腕が落ちたな。廃業を考える時期じゃ無いのか」 「患者の治療に必要な時間を掛けただけだ」 どうだか。と呟くと唐突にせつらは話題を変えた。 「先刻、サーヴァントに襲われた」 「ほう、もう交戦したのか」 「惚けるなよ。お前があんなあからさまな監視に気づかないわけが無い」 「どんなサーヴァントだった?」 「バッタみたいな顔の銀色のセイバーだった」 「我が病院に新鮮な臓器を提供してくれた有志だ」 げっ、とわざとらしく仰け反って、メフィストを指差し。 「昔馴染みに忠告もしないのか。藪」 言っている事は糾弾だが、口調は春うららといった風情なので、全く糾弾に聞こえない。 「私は患者以外の全てに平等かつ中立だ」 「世界中の女性に言ってやれよ」 「あの、サーチャー。此処へは文句を言いに来たわけでは……?」 放っておいては話しが進まないと思ったのかアイギスが割って入った。 「本当に人間が出来ている。見習うべきだろうな」 「お前がな」 「あ…あの、本題を……」 「聞かずとも解っている。あのセイバーと戦ったのなら無傷では済まん」 「ああ、お前謹製のコートをざっくりやられたよ」 「すぐに治そう、後は魔力の補充かね」 「ああ」 頷いたせつらに。 「依頼したいことが有る」 と、メフィストは切り出した。 「断る」 「つれないな」 「毎度録でもない事をしでかしてくれる依頼人はお断りだ」 「聖杯戦争に関わる依頼だが」 「聞かない」 「ふむ…そちらのお嬢さんは」 「えっ!?」 いきなり話を振られてアイギスがキョトンとする。 「私は…話を聞いても良いと思いますが」 しかめっ面をするせつらをよそに、得たりとばかりにメフィストは語り出した。何らかの手段を用いて〈新宿〉の住民を昏睡させ、〈アルケア〉という共通の夢を見させて、何らかの目的を果たそうとしているサーヴァントの事を。 「ここまでの事をする手合いだ。知らぬ存ぜぬでは済むまい。事を為す目的はこの聖杯戦争に勝つ事。成就の暁には他の主従を皆殺しにしようと動き出すだろう」 「不安を煽るなよ。患者の為なら本当になんでもやるんだな。お前」 「私は事実を述べているだけに過ぎん」 「あの、サーチャー。患者とは、どういう事でありますか?」 「こいつが患者以外のことで依頼する訳がない。それにしても予測が外れたな。バーサーカーに患者を殺されて、鶏冠に来たのかと思ったけど」 アイギスは無言で考えていたが、せつらに向き直った。 「サーチャーはこの現象をどう思います?」 「陣地作成スキルかそれに類する宝具の一種だろうね。夢を実体化させる為か、現実を夢にする為かは解らないが」 「現実を夢に……でありますか」 「生前に夢になったことが有ってね」 驚愕の表情を浮かべるアイギスを余所にメフィストが話を続ける。 「依頼したいのはこのサーヴァントの捜索だ」 「マスターはどうしたい?」 答えなど分かり切っているという口調でせつらがアイギスに尋ねる。 「……………」 アイギスは考える。聖杯を得る為にはどのみち戦わなければならない相手。ならば向こうの準備が終わる前に攻めるのが正しいだろう。 それにこの相手と戦う時はメフィストの助けを得られる。依頼を受受けた場合勝算はかなり高くなると言えるだろう。 「私は受けるべきだと思います」 せつらは嫌そうに天井を見上げたが、観念したのか 「了解したよ。マスター」 と呟いた。 「礼を言う。報酬として情報を教えよう」 「何だ?」 「招かれたサーヴァントに浪蘭幻十がいる」 アイギスはその瞬間にせつらが抱いた感情を理解できなかった。 複数の感情がない混ぜになったそれは、人生経験を豊富に積んだ者でも理解し難い、複雑なものだった。 時系列順 Back 殺人最高永久不滅 Next 太だ盛んなれば守り難し 投下順 Back シャドームーン〈新宿〉に翔ける Next インタールード 黒 ←Back Character name Next→ 31 機の律動 アイギス 45 インタールード 黒 サーチャー(秋せつら) 24 満たされるヒュギエイア キャスター(メフィスト) 45 インタールード 白
https://w.atwiki.jp/species5618/pages/363.html
好 ★★★ 辛 ★★★ スパイシー ★★★★ 袋のままチンのタイプ 甘みのあるコク系のようだが、意外とスパイシー感も残る 塊はじゃがいもが目立つ 販売者 株式会社中村屋 所在地 東京都新宿区 ?me_id=1226031 item_id=10011099 m=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fp1s%2Fcabinet%2F05259882%2Fimgrc0073154867.jpg?_ex=80x80 pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fp1s%2Fcabinet%2F05259882%2Fimgrc0073154867.jpg?_ex=240x240 s=240x240 t=pict (2017.08.08)
https://w.atwiki.jp/inahonkai/pages/5.html
【我らはウィーク海賊団!】 オオモノヌシ エキドナ キャンサー マカラ アプカルル ハルフゥ キマ 「こいつはくせえッー!磯の香りがプンプンするぜッーー!!」 パワーライズ推奨 最大でATKを-90、DEFを-30できるとはいえ、所詮は最大コスト40なので安易に高コストに近づくのは危険 コモン単なので低予算で組める 【シクラ九尾】 九尾の狐 ミリア メデューサ 死を喰らう男 ペルセポネ ベドラム シュトラ 【シクベラ】 美獣イザベラ ロロ ロッシュ 死を喰らう男 ペルセポネ ベドラム フォル イザベラは敵タワー荒らし、中盤以降は単独で遊撃戦 シクラメンは味方10コスと共に石割り、またはストーン防衛 2トップデッキで片方がアローンアップ持ちなので、戦場を広く見る目が必要 うまく使わないとただの劣化風雷 【オメガ神族単】 オメガ アンドロメダ ヘラ セルディッド 鳳凰 ルナ グリンブルスティ オメガのワントップ 荒らし役は基本ヘラで、対面が不死や運命伸の場合はアンドロメダも視野 アンドロメダの枠はキュオでもいいかも 【ヨルムン人獣単】 ヨルムンガンド アルキメデス 白虎 カラミティ・ジェーン ロロ ポポ ロッシュ 当然ながらリザレクレション推奨 サボテンダーが手に入り次第アルキメデスと入れ替え 【オオモノハデス】 ハデス ペルセポネ ベドラム フォル エリザベート オオモノヌシ キマ 【英雄イザベラ】 美獣イザベラ モルドレッド とうてつ ラミリィ ジルボルド 小野篁 女王ジンガ え、何これ弱そう・・・ 【深モノ晴明】 安倍晴明 ペルセポネ ベドラム フォル オオモノヌシ 深きものども キマ 【海種毘沙門天】 毘沙門天 ルナ 鳳凰 オオモノヌシ エキドナ ダレオス キマ 【ひとりでできるもん!】 美獣イザベラ サボテンダー ロロ ポポ オメガ ルナ 鳳凰 WアローンアップW 完成したらしたで大変なデッキ・・・
https://w.atwiki.jp/city_blues/pages/23.html
一般人が遠坂凛と言う少女を比喩する言葉を探した場合、一番相応しい言葉は才色兼備だろう。 可憐な容姿、明晰な頭脳、優れた運動神経、何をやらせても卒なくこなせる多方面への才能。 それに加えて、典雅流麗たるその立ち居振る舞い。異性からの好意を一纏めにするだけでなく、同性からも憧れの対象と見做される程の、優等生であった。 魔術師が遠坂凛と言う少女を評価した場合、天才以外の評価は下しようがないだろう。 一属性操れるのが普通、二属性も扱えれば上等な魔術師の世界にあって、五つの属性全てを平均的に扱えるアベレージ・ワンと言う才能を持った彼女は、 誰が文句を吐けようかと言う程の超一級の天才児だ。魔術回路の数も胸を張って自慢出来る程多く、家格も魔術師の世界では広く名が知れている。 遠坂凛はとどのつまり、表舞台の世界でも、一般人から見れば裏の世界と言ってもいい魔導の世界に於いても、極めて優秀な人物なのであった。 いつか来るであろう聖杯戦争に向けて、独自のルートから宝石を仕入れていた時の事である。 遠坂の魔術師は転換、特に宝石を用いた魔術を得意とする一族。魔力を移し、溜めておくのも宝石なら、攻撃に用い、儀式の触媒とするのも宝石である。 所謂宝石魔術と呼ばれるそれを操る魔術師は兎に角宝石を掻き集めなければならない。当然タダではない。 純度の高い宝石を仕入れる以上、莫大な金が入用になる。宝石魔術を生業とする魔術師は、兎に角収入と金策の管理をしっかりとし、余計な出費を抑えねばならない。 当然遠坂凛も、その常道に外れていない。なるべくなら安く、それでいて質の高い宝石はないかと目を光らせてはいるのだが、実際そんな美味い話などある筈もなく。 結局、値段が安い宝石と言うのは、それ相応の質と純度しかないのだ、と言う当たり前の現実をまざまざと見せつけられるだけだった。……あの日までは。 遠坂家が代々贔屓にしている『そっちの筋』の宝石商が持って来た宝石の中に、純度・質共に、今まで見た事もない程見事なサファイアで出来た鍵があったのだ。 それの出所が気になった凛は、如何なる代物なのか宝石商に聞いて見た所、スコットランドのピトロッホリーに広がる荒野で拾ったのだそうだ。 こんな上物をただで拾うなど、何と運の良い商人であろうか。凛はこの鍵が気になった。このサファイア、ただクオリティが高いだけではない。 凛が目を付けたその時点で、既に莫大な魔力を有していたのだ。さぞや高い値段で売り付けるつもりなのだろうと思い、商人に値段を聞いて見た所、これが安い。 正味数千万、事によっては億の額は堅い、このサファイアで出来た鍵を、商人は百万ぽっちの値段で捌こうとしていたのだ。 本人曰く、宝石商の勘が、この鍵は不吉極まりない代物だと警鐘を鳴らしているのだとか。凛は構わずこの宝石に食いついた。 これだけの代物、今自分が抑えておかねば、宝石魔術を専門とする魔術師でなくとも手を伸ばすのは自明の理。 それに魔術師が、曰くつきの代物を怖れるなど笑止千万。宝石商からその鍵を即決価格で買い取り、我が物としたのである。 ――神が遠坂凛と言う少女に対して課した運命を言い表した場合、一番相応しい言葉は『過酷』だろう。 彼女が手にしたその鍵こそが、数か月後に冬木の街にて起こる聖杯戦争とは違う、別の世界の聖杯戦争への片道切符である事を知っていたのならば。 凛はその宝石鍵をツンと無視したであろう。宝石商がスコットランドの荒野で拾ったその宝石の名前は、サファイアで出来た宝石細工ではなく契約者の鍵。 遠坂凛が生きていた世界とは別の世界へと赴く為の、彼が商っていた宝石の正体なのであった。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 遠坂凛は単刀直入に言って、相当困惑していた。 一地方都市である冬木市から、日本の首都東京の新宿区……ではなく、 新宿 に何故か転送された事もそうである。 この 新宿 が凛の知る新宿区ではなく、元いた世界の新宿とは全く異なる歴史を歩んでいるという事もそうである。 目玉が飛び出る程に地価の高い神楽坂の一等地に、冬木の街に居を構えていた遠坂邸が寸分たがわぬ外観と内装で建てられていた事もそうである。 だが一番の当惑の原因は、恐らくは並行世界の新宿区と思しきこの場所で、聖杯戦争が開催されていると言う事実の一点に他ならなかった。 脳内に刻み込まれた聖杯戦争への知識及び、その舞台となる 新宿 の知識が、凛の脳髄に刻まれていた。 特に聖杯戦争に関する知識は、冬木で学んだそれとほぼ同じそれ。聖杯戦争に参加し、聖杯を勝ち取る事は父の代からの遠坂の悲願だ それに対して参加する事自体に、不満はない。――問題は、冬木の聖杯戦争ではなく 新宿 の聖杯戦争である事だ。 つまりそれは、今までシミュレートして来た、冬木での聖杯戦争でどう立ち回るかと言う計画が、全て水泡に帰してしまった、と言う事を意味する。 聖杯戦争において聖杯を勝ち取ったり、聖杯を例え取れなくても無事生き残ったりする為には、サーヴァントの優秀さが明暗を分けると言っても過言ではない。 無論マスター自体の優秀さも勘案されるべき事柄なのではあるが、しかしそれは、優れたサーヴァントを引き当てているか、と言う事実の前では瑣末な事。 例え 新宿 で行われる聖杯戦争であろうが、サーヴァントを宛がわれる、と言う根幹は全く変わらない。つまりここでも、サーヴァントの強さは最も大きいファクター。 遠坂凛は優れた魔術師である。そんな彼女の下へとやって来るサーヴァントだ。きっと優秀な存在に違いない。……違いない。 「えーっと、貴女が私のサーヴァントですか?」 「私はマスター!!」 「そうでしたか」 「私は遠坂凛よ……私は優秀な魔術師……、だから私の引き当てたサーヴァントは優秀なのよ優秀……」。 恐い位の勢いで心の中でそう念じ、自己暗示する凛であったが、とてもではないが目の前にいるサーヴァントが、優れたサーヴァントである風には、見えなかった。 アイロンなど全くかけていないのだろう、よれよれの礼服を着用した、百九十は堅いであろう大柄で、骨太の体格の男だった。 彫りの深い端正な顔立ちをした男だが、切れ長の瞳は何処か眠たげで、間抜けな印象を凛に与える。 床屋や美容院などで髪を切らず、自分で散髪しているのだろう。男の髪は、一目見て解る、左右不均等でかっこの悪い髪型であった。 とてもではないが優れたサーヴァントには……いや、訂正しよう。 優れている風には、見えない。見えないのだが同時に、この男を見ていると凛は、底知れぬ不安感に覆われるのだ。 何が面白いのかは知らないが、淡い笑みを浮かべて此方を見下ろすこの大男は、ひょっとしたら引き当ててはいけない存在だったのでは、と。凛の直感は告げていた。 「……で、よ。貴方のクラスを教えてくれるかしら?」 強いサーヴァントを引き当てるのは勿論の事だが、それと同じ位に大事なのが、そのサーヴァントのクラスである。 呼び出されたクラスによって、聖杯戦争とどう付き合って行くかが大きく変わって行く。 ただ単に強いサーヴァントを引き当てて、片っ端から喧嘩を売って行くと言うスタイルでは駄目なのだ。そのクラスにあった運用法を無視すれば、最悪格下にすら不覚を取りかねないのだから。 「確か私は、バーサーカーでしたか」 最悪だ、と凛は思った。バーサーカー、つまりは狂戦士のクラスだ。 あわよくば最優のクラスであるセイバー、妥協点でアーチャー・ランサー、ライダーが欲しかった凛にとっては、頭の痛くなる現実である。 バーサーカーとは理性や言語能力を失わせる事で、弱い英霊を強化する為のクラス。これまでの聖杯戦争でバーサーカーを引き当てた魔術師は、 結局は彼らを御し切れずに自滅してしまったケースが殆どである。こう言う過去の事例を知っていたからこそ、凛は最優のクラスであるセイバーが―― 「……あれ?」 このバーサーカーとどうやって聖杯戦争を付き合って行くか、右脳左脳をフルスロットルで回転させていた凛であったが、ふと気づいたのだ。 「貴方、何で喋れてるの?」 バーサーカーとは先述したように理性と言語能力を引き換えに強さを得るクラスなのである。 故に、通常彼らはマスターとコミュニケーションが取れない傾向にある。なのに、何故このバーサーカーは、言葉を喋れて、理性の喪失が全くないのか? 「そう言う事もあるのではないのでしょうかな?」 考える素振りも全く見せずに、バーサーカーが返事をする。 考えるのが面倒くさいだけなのか、それとも理由を隠しているのか。……もしかすると、本当に自分でも解っていないのか。 それは凛には解らない。が、今はそれでも良いかと考える事にした。引き当てたサーヴァントはバーサーカーだが、言葉を交わせるとは言うのは大きいアドバンテージ。 その一点だけでも、凛は良しとする事にした。 「それで、バーサーカー。貴方の真名を教えてくれるかしら」 「真名……あぁ、名前の事ですな。黒贄礼太郎です」 先ず思ったのは、日本の英霊なのかと言う事であった。 脳裏に刻まれた聖杯戦争への知識によると、宛がわれるサーヴァントは洋の東西の英雄や猛将と言った存在だけでなく、別の世界の強者も呼ばれうるらしい。 凛の引き当てたこの黒贄と言う男も、その類なのであろう。 「黒贄……ね。解ったわ。私の名前は遠坂凛。苗字と名前、好きな方で呼んでも良いけど、相手のサーヴァントの前ではマスターで通して頂戴」 「ほほう、遠坂ですか」 「あれ、もしかして……遠坂の家名って、異世界にも轟き渡ってたりとか?」 「いえ、初耳ですな」 思わず前のめりにずっこけると言う、一昔前のコミック的表現を体現してしまいそうになる凛。 期待させる様な口ぶりしないでよ、とジト目で黒贄の事を睨めつけるが、彼は意にも介していなかった。 「取り敢えず、バーサーカー。早速だけれども、今後の事を話し合うわよ」 「遠坂さん、私の名前はバーサーカーではなく黒贄礼太郎です」 「馬鹿ね、聖杯戦争ではクラス名で呼び合うのが当たり前なのよ。貴方の真名が露見して、弱点が知れ渡ったらコトでしょ?」 「ははあ、そう言うものなのですか」 ――もしかして、不安の正体とはこれか? と勘繰る凛。 このサーヴァント、聖杯戦争の戦略上まず考えられる事由について、あまりにも無知である。 幾らなんでもこの程度の事すら考えられないようでは、自分のサーヴァントとしては余りにも不出来である。凛は試しに、黒贄に対して質問を投げ掛けようとする。 「バーサーカー」 「遠坂さん、私の名前は黒贄ですよ」 「……黒贄」 変な所で律儀な男である。自分の調子が狂うのを凛は感じた。 「聖杯戦争の目的とか、貴方、しっかりと解ってるのよね?」 「もちろん。其処は勉強しましたから」 「流石にその点は大丈夫よね」 「ええ、殺人をしても問題がないなんて、素晴らしいですよね。殺人鬼魂が疼きますよ。戦争、と言う名前が少々アレですが、規模から言って戦争と言うよりは小競り合いのような物ですし、まぁ良しとしましょう」 「んんん~?????」 致命的な話の噛み合わなさに、凛は間抜けみたいな表情を作ってしまう。 同じ国の言葉を話し、難しい言葉も言い回しも用いていないのに、何故だろう。言葉のキャッチボールが全く出来ていないと言う感触が、否めないのだ。 急速に嫌な予感を感じ取った凛は、恐る恐る口にして見る。 「バーサ……黒贄?」 「なんでしょう」 薄い微笑みを崩しもせずに、黒贄が訊ねる。 「聖杯戦争が何を目的としているのかは、解るわよね? 貴方の言う通り、人を殺す事も当然あるけれど、最大の目的は聖杯を手に入れる事よ?」 「成程、聖杯ですか」 「それ位は流石に解るわよね」 「いえ、初耳でした」 ――今度こそ前のめりにずっこけた。 「おや、立ち眩みですかな?」、凛が今直面している、事態の深刻さとは裏腹に、黒贄は実に間の抜けた声色で凛に声を掛けて来た。 「せ、聖杯も知らないサーヴァントって……」 よろよろと立ち上がり、近くにあった椅子に腰かけ、何とか言葉を紡ぐ凛。 そもそもサーヴァントと言うものは、聖杯に何か願うところがあるか、現世で何かしら成したい事があるからこそ、聖杯戦争の舞台に呼ばれるものなのではないのか? このサーヴァントが聖杯戦争のセオリーから外れた存在なのか、はたまた、 新宿 の聖杯戦争そのものが異常なのか。 どちらにせよ、冬木で学んできた聖杯戦争の常識は、一部通用しない所がある、と見た方が良いだろうと凛は結論を下した。今怒鳴るには、尚早が過ぎる。 「黒贄……、聖杯って言うのは、どんな願いでも叶えてくれる器の事よ」 「ははあ、凄いものもあるのですねぇ」 「……欲しくないの?」 黒贄の言葉には、聖杯に対する執着心がこれっぽちも感じられない。そういうものもあるんだなぁ、程度の感慨しか受け取る事が出来ないのだ。 「逆に問いますが、凛さんは聖杯が欲しいのですかな?」 「えぇ。聖杯を手に入れる事は、遠坂の悲願だから。だからその為には、貴方の力が必要なの」 「ふうむ、それはつまり、依頼と言う事で宜しいのですね?」 「そうなるわね」 「解りました。では、依頼料の方を……」 「お金取るの!?」 思いもよらない提案に、およそ優雅を家訓とする遠坂家の女性らしからぬ声を上げてしまう。 何かしらの生贄や代償、供物を求めるサーヴァントと言うものも、ひょっとしたら呼び出した存在次第ではありうるかもしれない。 しかし、現代に流通している貨幣や硬貨となると、話は別だ。余りにも価値が違い過ぎる。もしかして本当に、凛が生きている時代と、ほぼ同じ時代の英霊なのかも知れない。 「探偵ですからな、ただで仕事は受けませんよ」 「探偵だったんだ……」 正直、見えない。ボケっとしていてそうで抜け目も隙もない、と言うのが世間一般の探偵のイメージであるが、この男は正直隙だらけだ。 サーヴァントではあるが、凛ですら、黒贄がちょっと向こうを向いている間に殺せそうな、弛緩した空気しかこの男は醸し出していなかった。 「それで……いくら払えば良いのかしら? 二百万円で足りるかしら」 「ではそれで行きましょう」 「(いいんだ……)」 聖杯戦争の危険性を考えたら、二百万円どころか、遠坂家の全財産のみならず自分の身体すら要求されるものかと凛は危惧したが、そんな事はなかったらしい。 尤も、一千万以上の額を要求されたら、その瞬間凛は、令呪を用いて黒贄を御していたのだが。 二百万。決して安い金ではないが、凛がいつも用意している宝石の値段に比べればまだ許容出来るのであった。 「報酬の方は後払いとかで、大丈夫?」 「結構ですよ。そう言った依頼人も多いですから。では改めて、依頼の方は聖杯、と言う物の捜索で、宜しいですかな?」 「えぇ、問題ないわ」 「了解しました。それでは、この箱の中から選んでください」 言うと黒贄は、何処からか立方体の箱を取り出して、凛の前に差し出した。箱の上面には、丸い穴が空いている。余裕を持って手を入れられる周径の穴だった。 穴を覗いてみると、折り畳まれた紙片が幾つも入っており、まるでくじ箱のようだと凛は思った。 いつの間にこれを取り出したのか、と一瞬疑問に思ったが、相手はサーヴァントである。それ位の不思議は、まだまだ許容範囲だった。 言われた通り穴の中に手を入れ込み、適当に紙片を一つ摘まみ、それを開いてみる。9番、と言う数字が書かれていた。 「ほう、中々くじ運がよろしいですな」 「あら、そう?」 「えぇ、そうですよ」 黒贄はそう言って、右腕を高々と掲げると、彼の右手の周りの空間が、水のように揺らぎ始め、そして、歪み始める。 空間の変化からゼロカンマ三秒程経過した後、黒贄の右手に、ある物が握られていた。 やや湾曲した薄い刀身を持った、刃渡り五十cm程の剣。峰の部分はギザギザとした鋸状で、切ると言う行為と引き切ると言う行為の二つを行える代物だった。 凛は知らないが、この剣はマチェットと言い、中南米の国民が農作業や山作業の時に使う山刀なのである。 突如としてこんな物を出されて驚く凛だったが、よくよく考えればサーヴァントが武器を持つのは当然の事ではないか。 聖杯戦争はサーヴァントを呼び出した時点で、既に始まっているものと見るのが道理。 であるならば、自分のサーヴァントである黒贄が、武器を持ち、警戒に当たるのは寧ろ良い事であろう。 イレギュラーな事態が連続しているとは言え、結局 新宿 の聖杯戦争も、聖杯戦争の基本からブレていない。 凛は聖杯戦争に関する事柄について勉強し、この日の為に魔術の腕を磨く鍛錬をサボった事など殆どなく、その腕前も実に見事な程にまで成長した。 これらの点において凛は、他参加者より一歩所か何十歩も先んでた所にいると言っても良いのだ。 理はまだ此方にある。例え引き当てた存在がバーサーカー、しかもやや常識知らずのサーヴァントとは言え、こちらの優位性がまだ揺らいだ訳じゃないのだと。凛は思い直したのだった。 「では、調査に行きましょうか、凛さん」 「調査って……聖杯の? 聖杯は他のサーヴァントを全員倒さないと……」 と、此処まで言って、考えた。どうせ黒贄に言った所で無駄だろうと。 それに今の凛は、聖杯の調査など無駄だと解っていても、遠坂邸の外を歩いてみたくなったのだ。 理由は単純明快。彼女は 新宿 の地理に全く疎いからである。見知った冬木の街ならばいざ知らず、今まで足も踏み入れた事のない東京。 しかも、本来の歴史とは異なる歴史を歩んでいる 新宿 で行われる聖杯戦争なのだ。万難は、可能な限り排しておきたい。 土地鑑が弱かった為に負けました、など、笑い話にもなりはしない。だからせめて、自分の家の周りだけでも、見ておきたかったのだ。 「――いえ、解ったわ黒贄。一緒に調査に付き合うわ」 「解りました。それでは」 言って黒贄は霊体化を行い、物質的な肉体を持たなくなった。 このような機会で東京の街に訪れる事になろうとは凛も思いもしなかったが、この現実、最早受け入れる他はなかった。 これから行われる戦いが凛の知る聖杯戦争であるのならば――彼女も手を抜かない。開催時期が早まり、開催地が違ってしまっただけだと思う事にした。 ツカツカと歩いて行き、黒贄と今まで話していた遠坂邸のリビングを後にする。 ――遠坂凛の安息は、この瞬間に終わりを告げた。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 靴を履き、外に出る。雲一つとない、晴れ模様。洗濯するにも散歩をするにも打って付けの天気である。 この辺りに住む人間は経済的にも時間的にもゆとりのある人物が多いらしく、普通の人間であれば仕事をしている時間であるのに、のんびりと散歩をしている風の、身なりの良い中年や老年の人物が、道を歩いている。 凛の視界には、見るからに家賃の高そうな、モダン風のマンションが建ち並ぶ光景が広がっていた。 凛が住んでいた冬木市では、少し見られない風景であった。これを見ると、自分は本当に冬木の街とは違う、正真正銘本物の都会にやって来たのだと実感する。 街並みが違う。空気が違う。道路が違う。道行く人が違う。夢でもなければ、幻でもなし。此処は本当に、 新宿 であった。 「こんな状況でなければ……」 ゆっくりと街を観光出来たのに、と、続けようとした時であった。 霊体化した状態で凛の隣で随伴していた黒贄が、いきなり霊体化を解き始めた。 サーヴァントを聖杯戦争の参加者は元より、聖杯戦争に全く関係のない人物―― 新宿 ではNPCと言うらしいが――にすら、見られる事は得策ではない。 理由は単純。目立つからである。特に聖杯戦争のマスター達には、なるべくならその存在を秘匿しておかねばならない。 黒贄の姿は、NPCには「自分の連れ合い」と言う言い訳が通用するかもしれないが、マスターやサーヴァントにはそうも行かない。 「勝手に霊体化を解くな」、と叱りつけようとしたその時だった。 「すいませ~ん」 と、何とも気の抜けるような、本当にサーヴァントかと疑いたくなるような声で、黒贄は凛ではない、道路を行く赤の他人に声を掛けたのだ。 「はい?」 黒贄の声に反応したのは、いかにも人のよさそうな見た目をした、中年の女性であった。 一目見て、聖杯戦争とは何の繋がりもないと解る人物。平和な日常の中に生きている事がありありと見て取れる、ごく普通の一般人であった。 「この馬――」 鹿、と凛が続けようとした、その時であった。 「聖杯と言う物をご存知でしょうか?」 言いながら黒贄は、右手に持ったマチェットを垂直に振り下ろした。 マチェットの刀身は中年の女性の脳天を裂き、そのまま臍まで、彼女の服ごと裂いた。 チーズの様に身体を裂かれた中年女性は、桶をひっくり返した様に血液をたばしらせる。アスファルトを血液の褪紅色が赤く染め上げる。中年女性が前のめりに倒れた。即死だった。 「な、な……?」 パクパクと、酸欠気味の金魚の様に口を開閉させながら、凛が言葉にもならない言葉を呟く。 今の彼女は、遠阪家の家訓たる『常に余裕をもって優雅たれ』から、全くもって程遠い、間抜けな姿をしていた。 「ありゃりゃ」 自らが成した凶行の産物を見下ろしながら、黒贄は、やってしまったと言う風で口にする。其処に、罪悪感など欠片もなかった。 彼はすぐに、道の脇に止めてあったセダン車へと近づいて行く。運転手であろう、年の若い、セールスマン風の男は、黒贄の凶行を目の当たりにしていたらしい。目を丸くし、黒贄と、女性の死体に釘付けであった。 「すいません、聖杯をご存知でしょうか?」 言って黒贄が、マチェットを思いっきり突きだす。 サイドガラスを濡れた薄氷みたいに容易く突き破り、マチェットの剣尖がセールスマン風の男の歯突き破り、そのままの勢いで喉元を貫く。 うなじまで、マチェットの剣身は突き出ていた。それを引き抜き黒贄は、凍り付いたようにその場から動けずにいる四人組へと近づいて行く。 見るからに学生風の四人だった。 新宿 の大学と言えば……この辺りで有名なのはW大だ。恐らくは講義をサボってこの辺りをぶらついていたのだろう。不運だった、としか言いようがない。 「もしもし、聖杯と言う物を――」 今度はご存知とすら言わなかった。既に右腕を横薙ぎに振るっていた。一緒にいた、如何にも今時の服装と髪型をした男の首が跳ね飛ばされ、宙を舞う。 返す刀で一緒に歩いていた女子大生の頬の真ん中より上が地面に落ちた。正確無比に黒贄が、眼鏡をかけた男の心臓をマチェットで貫き、 引き抜いて直に、山刀を袈裟懸けに振り下ろしてやや肥満気味の男の右肩から左腰までを斬った。朱色の線が剣の通った軌道と同じ位置に刻まれており、その線に沿って肥満気味の男の身体がズレて、道路に倒れ込んだ。 「うわぁ殺人鬼!!」 道行く人の一人が漸く、叫び声を上げた。年の割にはカジュアルで、若々しい恰好をした中年の男だった。 「ラララ聖杯さ~ん」 黒贄は風のような速度で、先程叫んだ中年の所へと接近し、山刀で腹を裂いた。「うぐぅ」と言って中年は倒れ伏した。 ――忽ち、平和な一時で満ち満ちていた神楽坂の往来は、蜂の巣を突いたような大パニックに陥った。 悲鳴や金切り声が空気を切り裂く。「警察に連絡しろ!!」と言う至極尤もな怒号が上がる。倒けつ転びつと言った体で、その場から皆逃げようとする。 「ああ~聖杯さ~ん、貴方は~、ど~こ~に~」 最早聖杯の所在を聞く気すら、この男にはなかった。如何にも即興で作ったような歌を口ずさみながら、逃げ惑う人々の下へと凄まじい速度で接近して行く。 マチェットを振り下ろす、セールスマン風の女性の身体が頭頂部から股間まで真っ二つになる。マチェットを横薙ぎに振るう、少年の首が刎ね飛んだ。 マチェットを突き差す。杖を突いて歩いていた老婆の胸部に深々とマチェットが突き刺さる。マチェットの柄で殴る、バイクに乗って逃げようとしていた男のヘルメットを突き破り、柄が何cmも頭蓋にめり込んだ。 凛が一呼吸している間に、平均して一人或いは二人の人間が殺されて行く。 遠坂邸の建てられた通りにいた人間を殺し尽した黒贄は、なおも飽き足らないのか、大通りの方へと残像が残る程の速度で走っていった。 凛がその事に気付いたのは、黒贄の黒い残像が消えかけて行くのとほぼ同時であった。遥か遠くで、凄まじい怒声と悲鳴、そして自動車などのクラクションが鳴り響いている。 ――拙い拙い拙い拙い拙いッ!! 心臓が早鐘を打つ、大脳がモーターみたいに空回りする。冷たく粘ついた汗が背中をじっとりと濡らし、胃に石でも詰められたかのように呼吸が苦しい。 どうしてこうなっている何でこうなっている!? この後どうしたら良いのか、焦りながら凛は考える。 十秒程経過して、凛はどうしたらよいのか思い付いた。やはり、聖杯戦争の事柄について学んでおいて良かった。決して此処に来るまでの日々は無駄ではなかったのだ。 急いで凛は遠坂邸へと駆け込み、リビングへとドタドタ足を運び、自らの右手に刻まれた令呪に力を込めて祈る。 「令呪をもって命ずる――」 言った瞬間、凛の令呪が激しく輝く。それは、漢字の『狂』の字を模した令呪。『けものへん』の二本の横線部分が、爛々と輝いていた。 「大人しくなった後、此処へ来なさいッ!! バーサーカーッ!!」 ありったけの怒りを込めてそう叫ぶと、凛の前に黒贄が姿を現した。 呆けた表情を浮かべながら、「ありゃ」と言って周りを見渡す黒贄の身体は、髪の毛から靴先に至るまで、赤くない部分がない程に血で濡れている。 髪の毛と、血を吸った礼服から、ポタポタと血液が滴っている。これらは全て、返り血であろう。であるのに、血液を満たしたプールで泳いできたかのようだった。 何人の返り血を浴びれば、此処まで真っ赤になれるのか。 「おや、これは凛さん」 軽く会釈する黒贄。血液は今もぽたぽた滴っている。 爪が割れるのではないかと言う程の勢いで両拳を固く握りながら、凛はブルブルと震えていた。 恐怖から来る震えではない。鬼相の刻まれた表情を見れば解る。彼女は――嘗てない程の勢いで憤っていた。 「馬鹿ああああああぁぁぁぁぁぁッ!!!!」 喉から稲妻が迸ったのでは、と思う程の声量で凛は叫んだ。肺に溜まった空気を全て、この一言を発するのに費やした。 室内の調度品や窓ガラスがビリビリと小刻みに振動する。人は大声で、物を揺らす事が出来るのだ。 「アンタ何やってるの!? どんな悪党だって、普通は目立つだろうなって考えて、真っ昼間の往来で人なんか殺さないでしょ!? そんな事も考えられなかったの!?」 「いやぁ申し訳ございません。つい発作的に、八津崎市にいた頃のような振る舞いをしてしまいました」 「やつざき市ぃ? そんな冗談みたいな街があってたまるか!!」 「はぁ」 過去此処まで、暖簾に腕押し、と言う諺を体現した存在がいただろうか。 目の前の男は凛の烈火の如き怒気を浴びても、春風駘蕩とした態度を崩しもせず、飄々と、薄い笑みを浮かべるだけであった。 「ああ~もう最悪……聖杯戦争に備えて、抜かりのない聖杯獲得の計画をシミュレートして来たのに、一瞬で台無しじゃない……」 頭を抱えて唸り出す遠坂凛。 この家にテレビがないのが悔やまれる。もしもこの家にテレビがあり、適当にチャンネルを回したのならば、間違いなく黒贄の凶行について緊急特番が組まれ、 放送中の番組を中止してまで、彼の犯した大殺戮を報道している事であろう。 目立たない、水面下でやるのが鉄則の聖杯戦争、その一端が事もあろうに近代メディアの俎上に上がるのだ。これ程最悪な状況は、先ずないであろう。 「まあいいじゃないですか凛さん、私は楽しかったですよ」 「私が楽しくないの!!」 本当に、人の神経を逆なでする才能は天下一である。 凛は自分が、令呪を使ってこのサーヴァントに自殺を敢行させないでいる自らの我慢強さに、我ながら心底驚いていた。 「第一、聖杯の事を赤の他人に聞くのならまだしも、何で其処で手が出るのよ!! アンタ本当に生前は探偵だったんでしょうね!?」 「すいません、私は探偵は探偵でも、世界に一人しか存在しない特別な推理を得意とする探偵ですので」 「……それって?」 じとついた瞳で黒贄を睨めつけながら、凛が口にする。 「私は『殺人鬼探偵』です」 ――余りの言葉に凛は思わず仰向けにぶっ倒れそうになる。いや、と言うより、後ろに倒れた。仰向けにならなかったのは、丁度その位置に椅子があったからであった。 ストレスやら頭痛やら展望の真っ暗さやら初手でサーヴァントがやらかしたと言う絶望感やら。もう意識はブラックアウト寸前。 ――お父様ごめんなさい、私遠坂凛は聖杯を勝ち取る以前にもう駄目かもしれません―― 血を滴らせる黒贄礼太郎を、椅子に座った状態で見上げながら凛はそんな事を考えた。 家の外でけたたましく鳴り響く、パトカーのサイレン音すらも、今の凛には遠い音なのであった。 【クラス】 バーサーカー 【真名】 黒贄礼太郎@殺人鬼探偵 【ステータス】 筋力A+++ 耐久EX 敏捷A+ 魔力E- 幸運E- 宝具D 【属性】 混沌・中庸 【クラススキル】 狂化:EX バーサーカーでありながら意思の疎通も言葉によるコミュニケーションも可能。 但しバーサーカーの思考は『殺す』と言う思考のみに特化されており、損得勘定など一切無視して、ありとあらゆる人間を殺害してしまう。 状況次第ではマスターすらも殺害対象になり、実質上このバーサーカーを制御する事は、不可能に近い。 【保有スキル】 不死 不死。葬る手段がない。 首を斬られようが体中を燃やされようが、身体の半分近くをひき肉にされてもライフル銃で胸を撃たれても、バーサーカーは死ぬ事がなかった。 傷の再生には魔力を消費し、死亡からの復活となると、莫大な魔力を消費する。バーサーカーの特技は、誰も知らない所でこっそり復活である。 戦闘続行:EX 往生際が悪すぎる、と言うより往生際がない。どんなに身体をズタズタにしても、首を切断しようとも、戦闘を続けようとする。 四肢の一部が極限まで炭化したり、骨だけの状態になり神経や筋肉がない状態でも、十全の状態で戦闘が可能と言う怪物。 足止め程度の攻撃では、バーサーカーの殺害意欲は先ず削ぐ事は不可能。 怪力:A+++ 一時的に筋力を増幅させる。魔物、魔獣のみが持つ攻撃特性……なのだが、バーサーカーは何故か人間なのに有している。 使用する事で筋力を向上させる。バーサーカーの場合は発動した場合相手を殺すか、その相手に逃げられでもしない限り、永続的に筋力が向上し続ける。 更にバーサーカーは、怪力スキルを筋力だけでなく敏捷にも適用させる事が出来、瞬間的に凄まじい速度での移動をも可能とする。 貧困律:D 人生においてどれだけ金銭と無縁かと言うスキル。ランクCは、纏まった金が入り難いレベル。 バーサーカー自体の宿命もそうであるが、探偵の仕事を依頼して来た依頼人を、報酬金を支払う段階で殺してしまうなど、バーサーカー自体のせいによる所も大きい。 威圧:C 普段のバーサーカーは眠たげな瞳をした気だるげな男であるが、殺人の際になると、絶対零度の冷たさを宿した、機械的な瞳をするに至る。 ランク以下の精神耐性の持ち主は、その余りの眼力に即座に怯んでしまう。 【宝具】 『狂気な凶器の箱(凶器くじ)』 ランク:D+ 種別:対人宝具 レンジ:1~3 最大補足:5 生前バーサーカーが殺人に使っていた道具の数々が、宝具となったもの。 バーサーカーは依頼を引き受ける度に、依頼人にくじを引かせ、引いたくじの番号に対応した凶器で、事件を(力技で)解決させてきた。 相手サーヴァントと対峙する度にマスターにくじを引かせ、そのくじ番号と同じ武器が、何もない虚空から出現。それを握ってバーサーカーは戦闘に臨む。 チェーンソーやククリナイフ等のいかにもな武器もあれば、スプーンや着ぐるみなど、およそ武器とは言えないものまで、実に多種多様な凶器が揃っている。 凶器くじで選ばれた凶器は、Eランク相当の宝具として扱う事が可能。 【weapon】 凶器くじに収められた武器の数々: 色んなものが入っている。因みに探偵業の収入の殆どを、この武器の購入に充てている。 【人物背景】 史上最強の殺人鬼。最悪の破壊者。異世界アルメイルの元魔王。第一回世界殺人鬼王。世界を破壊しかけた男。 様々な呼び名を持っているが、一つ確かな事は、彼は何処までも殺人鬼であると言う事だ。 【サーヴァントとしての願い】 不明 【マスター】 遠坂凛@Fate/stay night 【マスターとしての願い】 聖杯の獲得。かける願いはない 【weapon】 アゾット剣: 魔術師の世界ではよく使われ、師匠が一人前となった弟子に贈ることが多い。凛の場合は、兄弟子の言峰に手渡された。 父である時臣の遺品として渡された品だが、実は彼の直接の死因となった武器がこれである。この事実はまだ知らない。 【能力・技能】 ガンド: 指差した相手に対して呪いの弾丸を放つ魔術。呪いの種類は様々だがそれ自体で致死に到るものではない。 しかし凛は、高い魔力のおかげで拳銃並みの威力のダメージを与える、フィンの一撃を放つ事が出来、しかもこれを機関銃のように連射が可能。 宝石魔術: 宝石に蓄積していた魔力を解放、破壊や治癒など様々な用途に利用する。 聖杯戦争に備えて今日まで練り上げて来た、サーヴァントの頭すら吹き飛ばす程の魔力の籠った宝石を複数所持している。 この他にも、五属性全てを扱える魔術師の為、火や風、水などの様々な属性を操る事が出来る。早い話が天才 【人物背景】 冬木の管理者・遠坂の六代目継承者。父に魔術師の遠坂時臣を持つが、既に故人。 家訓の「常に優雅であれ」を実践し、学園内では非の打ち所のない優等生として男子生徒の人気も高い。 しかしそれは表向き振る舞っている性格で、実際には競争相手がいるならば周回遅れにし、刃向かう輩は反抗心をつぶすまで痛めつける事に、抵抗を持たない。 やるからには徹底的に、を信条としている。が、実際の所お人よしで甘い所が見られる上に、ここぞの場面で大ポカをやらかす、詰めの甘い少女。 アーチャー召喚から数ヶ月前の時間軸から参戦。 【方針】 聖杯戦争は勝つ……勝つけど、サーヴァントがアレだしどうしようもう。 時系列順 Back タイトル未記入 Next LEMONDROPS 投下順 Back タイトル未記入 Next LEMONDROPS Character name Next→ 遠坂凛 全ての人の魂の夜想曲 バーサーカー(黒贄礼太郎)
https://w.atwiki.jp/city_blues/pages/86.html
▽ <新宿>。 復興後の経過も目覚ましい街。 その繁栄を彩るように、夜の街には数々のネオンライトが踊り、さながら不夜の様相を呈していた。 特に<新宿>区内の歌舞伎町は眠らないという形容が似合う街であった。 昼間と同じ程の光量。眩みそうな看板の数々。 行き交う人の波は昼間と変わらず。いや、来客も含めれば昼よりも活発であるのではなかろうか。 どの店もこの店も活気に溢れ。 嬌声と、歓声と、罵声と、脳を揺さぶるような音楽とが綯い交ぜになって飛び交っている。 その眠らない街歌舞伎町で、今まさに立たんとする影が一つ。 その男は、歌舞伎町最大のランジェリー・ショップのネオン看板を背負って立っていた。 眼下に広がる世界を見ながら、ため息を一つこぼす。 「やはり、美しい……」 影は笑い、手に持った『白ワイン』を煽る。 水のうちに漂う布地が揺れ、布地に合わせてネオンの作った影が踊る。 ワイングラスから口を離し、布地を取り上げて、体に貼り付けた。 ベチョォと音を立てて、男の身体に一枚の白布が増える。 よくよく見ればその体は、真っ白な女性用下着が無数に貼り付けられている。 遠目には全身に包帯を巻いているようにも見えるその姿。 無数の女性用下着以外は一糸まとわぬその姿。 『変態』としか形容できないその姿。 しかしその姿は。 世界の未来の一端を背負ったその男の姿は。 ネオンライトに照らされて。 神々しいほどの白さで輝いていた。 ――― ざ、ざざざ。 歌舞伎町内の全てのテレビに同日、同時刻、ノイズが走る。 テレビだけではない。公共の電波を使っている全てのものにノイズが走った。 そして、全ての電波に同じ映像・音声が流れ始める。 『やあ、未だ欲望の寄る辺を持たぬ諸君』 テレビにでかでかと映し出されたのは、体中いたるところに真っ白な女性用下着(しかもパンツ)を貼り付けた変態だった。 歌舞伎町のすべての視線が男の身体に、すべての心が男の声に向けられる。 す、と一息。 呼吸を置いて。 男は朗々と語りだす。 自身の夢を世界に向けて。 それは奇しくも。 あの日、宿敵である『雪原の青』がやったように。 人々の心を動かすにふさわしい『心』から『心』への果たし状。 男は、世界の心を惹きつけてやまない言葉を綴りあげる。 『吾輩は……今まさにこの街で願いを掴むために戦っている者だ』 『我らが掲げる願いはすなわち、理想郷の創造』 視る者。聴く者。 すべての視聴者の心が男に釘付けになる。 『すべての性癖が、すべての人の元にあり』 『すべての人が、すべての性癖の元にある』 『そして広く世界が、すべての性癖を受け入れる』 一人、女性用下着を身に付けた男が席を立つ。 一人、ボンテージを着こなした女性が店を出る。 『理想郷とはすなわち、理解ある世界だ』 『全ての者が、全ての者として受け入れられる世界だ』 あるいは激情。 あるいは劣情。 あるいは、あるいは、あるいは。様々な『感』情が激しく『動』く。様々な人物が『感動』する。 一部の人間にとって、その放送をあえて陳腐に敬称するならば―――『感動的』な放送だった。 『吾輩は戦う、理解を得るために。再び世界と』 『集え、世間に打ち捨てられし理想たちよ』 『我こそは理想を切り拓き理解に手を伸ばす者』 『下ネタテロ組織、『群れた布地』頭目』 『―――『頂の白』!!』 男―――『頂の白』と名乗った変質者は、天を仰ぐように両手を広げて高らかに鬨の声を上げる。 『さあ、その手に未来と下着を掴め!!』 映像が切り替わる。 変質者が公共の電波に乗っていたのはきっかり三分。 三分間で、世界は変わっていく。 ――― ざ、ざざざ、ざざ。 ノイズが走り、世界への交信が終わる。 男―――『頂の白』は大きく息を吐いて、そして振り返った。 「やあ、よく来た。放送ジャックを見て来てくれたということは、我らと道を同じくするということかな」 やおら振り返った男の向こう、一人の男が立っていた。 甲冑に身を纏い剣を携えたその男は、まさに英雄と言うべき姿。 変質者は英雄と向き合う。両者、姿は異質だがその目に一切の陰りはない。 「最初に聞いておこう。―――なんのつもりだ?」 剣士が構える。いつでもと斬りかかれるように、『頂の白』をその剣の先に捉えて。 『頂の白』はその様を見てしばし考える。 剣士は放送の途中ですぐに『頂の白』の元まで辿り着いていた。だが、殊勝なことに放送が終わるまでは襲いかかってこなかった。 ということは、好戦的ではあるが協力者も探している。そして『頂の白』程度ならば一瞬で殺せるということだろう。 あとは、もしかしたら『騎士道精神』なんていう下らない精神を持ち合わせているのかもしれない。 『頂の白』は一度だけ鼻で笑い、怪訝な表情の剣士に口だけで謝罪を述べた。 「すまない……しかし……なんのつもり、か」 一切動揺せず、自身のペースを崩さずに語り続けた。その言葉はやはり淀みない。 「なんのつもりかというならば……吾輩はこの世界を拒絶するつもりだ。それだけだ」 「性に対する寛容さは確かに、我輩が過ごしてきた日本よりも格段に高い。 PMなどというお粗末な首輪もなく、人間はより人間らしく生きていける。 だが、それにしても、世界は未だに我らを嘲り笑っているのだ!」 『頂の白』の目に浮かぶのは、彼の元いた世界。 あの世界が特殊なだけだと思っていた。 性に対する規制があまりにも進みすぎた世界だったからこそ、『頂の白』も受け入れられることがなかったのだと。 しかしそれは彼の思いあがりだった。 世界は、ところが変わっても、彼を受け入れなかった。 その事実が、あまりにも、あまりにも、悔しくて悔しくて仕方がなかった。 だから彼は拒絶する。この世界を、全ての世界を、すべての世界に敷かれたこの『性への抑圧』を拒絶する。 それが、先の放送に込めた心のたけの全てだ。 「君にも問おう」 『頂の白』が一歩進む。剣士の剣が揺れる。 「性とはなんだ!」 「吾輩の掴んだ『性癖(リアル)』は、笑われるものなのか! 我らは―――」 「もういい」 『頂の白』の言葉を剣士が遮る。 その言葉には怒気を感じさせ、その身体の隅々、その切っ先まで殺意を込めて。 「貴様が度し難い変態だというのは理解できた。一切の容赦なく、この場で切り捨てよう」 その答えを聞き、『頂の白』は再び、今度は声を上げて大きく笑った。 「―――所詮、相容れぬか」 『頂の白』は笑う。声を上げて、たか笑う。 そしてゆっくりと手を天に振り上げる。 「来い、赤道斎!」 ベチョォ!と身体に貼り付けた白パンを叩く。 剣士が踏みだそうとして、攻撃を察知して大きく飛び退る。 「『赤道の血よ、来たレ』」 呪文とともに赤黒い衝撃波が走ったのは、飛び退ったその直後であった。 衝撃波が遠いビルにぶち当たり、向かいのビルを打ち壊す。 まさに魔術の粋と呼ぶにふさわしい威力で放たれた『それ』を確認して、剣士はその切っ先に捉える敵を改めた。 「相容れぬ……ならば貴様らは、この赤道斎の敵となるわけだ」 攻撃を放った人物の方に向き直る。 そこに立っていたのは……やはり、『変質者』だった。 要所要所だけ見れば貴族と言って差し障りない。 整った顔立ちにオールバックで纏められた白髪。豪奢なマントに同じく気品漂う上着。 しかし、下半身には何も付けず、逆に顔には女性用の下着(パンツ)を装着している。総合点で言えば確実にマイナスで『変質者』だ。 剣士が一瞬そのトンチキな様相に面食らう。その一瞬を『赤道斎』と名乗った男は見逃さない。 「先に行け、『頂の白』」 「そうさせてもらうよ」 赤道斎の魔力の放出による後押しを受けて、『頂の白』は飛び上がり闇夜に消える。 『頂の白』が見えなくなったのを確認し、赤道斎は優雅な立ち姿のまま空に浮かび上がった。 剣士の方も、『頂の白』ではなく彼より強大な力を持った赤道斎に目を向けている。 「さぁ、しばらく付き合ってもらおうか。異国の剣士よ」 「だが、貴様は―――」 剣士の言葉は、赤道斎の魔術によってかき消された。 そして、剣士の剣と赤道斎の大魔術が交わる。 その日の新宿・歌舞伎町の夜はひときわ輝いていた。 ▽ 赤道斎 「無事だったかね。『頂の白』」 「赤道斎か」 新宿区、歌舞伎町の萎びたバーの中。 夜の闇すら届かぬ闇の中で、再び二人の変態が邂逅する。 かたや下半身丸出し。 かたや全身に女性用下着貼り付け。 見た目からもう奇々怪々な二人だが、その話口だけは真面目この上ない。 「剣士(セイバー)相手に立ちまわって無傷で生還とは、成程、大魔術師の名は伊達ではないようだな」 「幸い、『対魔力』が低かったようでな。如何に大魔術師とは言え、相手によっては苦戦も強いられるだろう」 謙虚な物言いだが、実際赤道斎の身体には傷ひとつついていない。 一介の魔術師が、三騎士と言われている『セイバー』を相手取ったと考えれば勲一等以上の働きだ。 「そちらの方はどうかね」 「現在、『群れた布地』メンバーには<新宿>区内に存在する全てのランジェリーショップの全てのマネキンの顔面パーツにパンツを装着させる任務に付かせている。 そのテロ行為や先ほどの放送ジャックの甲斐もあり、NPC内に『群れた布地』の構成員は増え続けている。更に構成員とまでは行かないものの、無自覚な協力者も現れ始めたほどだ。 世界は既に動き出している。より素晴らしき理解ある世界へ」 「そうか……上々だ」 赤道斎もまた、『頂の白』の成果を聞き、満心を得る。 やっていることは傍から見れば下らないいたずら。 だが、この行為の意味するところはキャスターの『陣地作成』だ。 ランジェリーショップに設置された顔にパンツを装着したマネキンを見たものは、その下着越しにキャスターのカリスマに触れて無自覚のうちに『群れた布地』の構成員となる。 また、走り回る『群れた布地』構成員を見たものも同じだ。その頭部に装着された色とりどりの下着の神秘に触れ、自らの欲望を取り戻し、『群れた布地』の支援者となる。 今もなお、この<新宿>の地に陣地は広がり続けている。 白ワインが飲み干され、ベチョォと音を立てて『頂の白』の身体に新たな下着が貼り付けられる。 並んで置かれていた飴色の影をバーカウンターに落とす高級な酒の水面が揺れる。 赤道斎の脳裏によぎるのは、『抑圧された世界』の記憶。 人間を否定する世界。 息苦しい世界。 人間が人間らしく最低限度に文化的な生活すら送れない(少なくとも赤道斎はそう思っていた)世界。 抑圧された感情は、いつだって出口を求めて彷徨っている。 赤道斎は『頂の白』の夢を通して彼の世界を知った。 まさにディストピアと呼ぶべきその世界では、全ての性を否定したが故に人類は間違った方向へ歩み続けていた。 世界を、あんな『退屈な世界』に変えてはならない。 世界を、今は遠き理想郷へと導かなければならない。 幸いにして、この戦争の先には『聖杯』がある。あれは『大殺界』と同じく運命を塗り替える力がある。 それを手にし、理想郷を作り上げるのは大前提。その前に赤道斎らは戦争を生き抜かなければならない。 戦争に向かうのは、一人の魔術師(ヘンタイ)と一人の革命家(ヘンタイ)。そしてこの新宿の地も差別と欺瞞に溢れている。 ならば――― 「さぁ、すべての欲望に光を授けようではないか」 ―――手始めに、この地を抑圧の開放地区にするまで。 まずはこの<新宿>を全ての変態願望を肯定する『理想郷』へと作り変える。 遍く世界で虐げられてきた同志を募り、永久の安寧を得る。 そしてその先で、輝かしいばかりの栄光を掴み、世に本当の自由を与える。 「征くぞ、キャスター……『理想郷』をこの地に築くのだ。 赤道斎の名のもとに、作戦名『全て遠き理想郷(アヴァローン)』を開始する」 下半身を隠すことを過去にしたマスター、現代に蘇りし大魔術師・赤道斎。 下着を愛でることに未来を見たサーヴァント、『群れた布地』頭目、キャスター(一ノ瀬琢磨/『頂の白』)。 世にもお下劣な紅白が新宿の夜の闇に跳梁する。 彼ら二人がいる限り、変態達の未来は明るい。 【クラス】 キャスター 【真名】 一ノ瀬琢磨/『頂の白』@下ネタという概念が存在しない退屈な世界 【パラメーター】 筋力:E 耐久:E 敏捷:E 魔力:D 幸運:E 宝具:D 【属性】 混沌・悪 【クラススキル】 陣地作成:E 同志を募り、彼の陣地であり宝具である『群れた布地』を展開できる。 陣地というが形はなく、ただ趣味嗜好を同じくするもの同士での心の共有である。 が、心の共有であるがゆえに強固であり、性癖干渉以外のすべての対陣地スキル・宝具を無効化する。 道具作成:― 他人の使用済み下着にしか欲情できないので自分で作ったりはしない。 白ワインとかなら作れるけどあれは違うでしょ。 【保有スキル】 神秘付与(下着):D キャスターの秘術中の秘術。『頂の白』状態で発動可能。 このスキルを持つものが物体に触れると、実在のものでも神秘を纏い、宝具としての活用やサーヴァントへの干渉が可能な武器として使用できるようになる。 キャスターはすべての下着に神秘を与えることが可能。 更に下着を『顔に装着』している者は同ランクの神秘とサーヴァントへの干渉能力を得る。 カリスマ:E++++ 志を同じくした者、つまりは同志を導くカリスマ。 彼のカリスマは範囲は狭く相手を選ぶが、同志ならば深く・広く受け入れることが出来る。 また、性に対して憧れや倒錯した感情を逆手に取ったカリスマであるため、そういった点で付け入れた個人に対しては絶大な効果を及ぼす。 このカリスマは彼及び彼の神秘を纏った『群れた布地』が触れた下着越しにも拡散される。 情報拡散(偽):A 情報を世間にばらまくスキル。 ただしバッドスキルではなく彼が望んでばら撒くという性質からランク表記がある。 彼及び『群れた布地』が行動を起こすたびに彼らの情報は拡散され、志を同じくする者達への吸引力となる。 このスキルとカリスマがあるから陣地の作成が出来る。 審美眼(下着):A- 下着を見、嗅ぎ、味わい、判別する能力。 数十メートル先のパンツの元所有者を判別できる、匂いでパンツの所持を判別できるなどこと下着に関しては超一流の審美眼を持つ。 マスターのパンツを被れば彼/彼女の人となりが、英霊のパンツをかぶれば真名・逸話・宝具が判別可能。 ただし本職はパンツであり、他の下着だと効果が下がる。 性癖解放:EX 彼の神秘を受けたものは自身の性癖に正直になる。 カリスマと合わせて陣地作成の補助スキルとなる。 マスターやサーヴァントでも対象にすることが可能。 【宝具】 『群れた布地』 ランク:E 種別:陣地作成/対人 レンジ:愛が届く場所 最大捕捉:999 陣地作成を担う宝具。 彼が下ネタテロを起こすたびに理解者は増えていき、理解者は皆『群れた布地』のメンバーとなる。 陣地は際限なく広がり続け、陣地を心に宿した同志は彼の招集の声で作戦決行場所に集まる。 この宝具はNPCだけでなくマスターやサーヴァントにも効果を及ぼすが、彼らの強い意志をねじ曲げてまでこの陣地が彼らの心に蔓延ることが出来る思えない。 『頂の白』 ランク:D 種別:変態 レンジ:99 最大捕捉:999 ムレムレの白パンが数十枚集まることでキャスターが自身の欲望を開放した姿。 その身体に貼り付けた下着の一枚一枚が神秘の塊。 この姿になった時、彼が触れたすべての下着とその下着を頭に装着している人物にこの宝具と同程度の神秘を授ける。 さらに自身の身体に貼り付けた白パンをベチョオッ!と叩くことによって精鋭を呼び出せる。 呼び出す精鋭は彼の心次第。大体はマスターを呼び出すことになる。 ただしこの宝具を発動するには少なくとも一枚は鮮度の最も良い下着(半日程度身に付けられていて脱がれてから一日以内のもの)が必要。 そしてこの宝具の解放を終えると、下着に付与された神秘は消え失せる。 神秘を持続させたいならば、凄く目立つ『頂の白』でいつづけなければならない。 『下ネタテロは我が為に』 ランク:E 種別:固有結界 レンジ:99 最大捕捉:42 42の交通機関をハイジャックして、その中に居る人物から下着を奪うという完全にアレな宝具。 ただしこの宝具の解放が終わればキャスターは刑務所に連行される。 脱獄は可能だが『頂の白』の逮捕は『群れた布地』の壊滅と彼の失墜を意味するため発動したら負けと思った方がいい。 【weapon】 なし。 強いて言うなら精神攻撃と感染力。 【人物背景】 『SOX』を世界の悪に仕立てあげた男。 【マスター】 赤道斎@いぬかみっ! 【マスターとしての願い】 すべての欲望が肯定される世界へ。 【能力・技能】 大魔術師 稀代の大魔術師。 攻撃・防御だけでなく幻術・催眠術・捕縛術・監視術なども使えるオールラウンド魔術師であり、因果律を操る妖狐おして「人間という枠を超えた化け物」と称された。 主に攻撃・防御に応用の効く衝撃波発生魔法『赤道の血よ、来たレ』『赤道の血よ、アレ』を主に使う。 『アレ』は己の使う呪文に対して魔術基板を用意してそこにアクセスすることで呪文の省略を行っている(スキルで言う『高速神言』)。 呪文は短いがれっきとした二節の呪文であるため『アレ』でも対魔力Cまでなら対応が可能。 長い詠唱の魔法も存在するが、こちらは『アレ』より一段階威力は高くなる。 対魔力Aは貫けないが、それでも並のサーヴァント相手なら(神秘さえ纏えれば)相手になる。 そして、魔力量は桁外れ。基礎霊力の放出だけでも漬物石を10000個は吹っ飛ばせるらしい。 魔力による戦闘能力の補助でも行っているのか、ビルを壊す攻撃に耐えたり同程度の攻撃を繰り出したりも可能。 『月と3人の娘』シリーズはすべてあちら側の世界においてきたので使用不可となる。 ソクラテスやクサンチッペも居ない。大殺界も当然存在しない。 だが、時間と魔力を割けばこの地でも新しく魔具を作ることは可能。今回の聖杯戦争では既に『公共の電波を三分間だけジャックできる魔具』を作り上げている。 露出癖 上半身は高価なマントと貴族のような服を、下半身にはプライドという名の服を着ている。 つまり下は全裸。パンツもないから恥ずかしくないもん! 神すらひるませるその素っ頓狂な行動は、相手によっては隙を作ることが可能。 【人物背景】 神仙に最も近づいた人間。齢数百歳の魔法使い。 個人の魔力による運用が可能な大殺界という『陣地作成』。 月と3人の娘シリーズという変態魔装具を作る『道具作成』。 更に二節以上の呪文の他に『月と3人の娘』を介せば儀式呪文の単独での使用も可能というどう見ても彼のほうが正統派キャスターである。 その力の強さと歪んだ倫理・理想故に世界から放逐されてしまった。 時間軸としては復活直前からの参加となる。 【方針】 新宿に眠るすべての欲望を肯定する。 そのために、手始めにNPCたちを全て『群れた布地』に覚醒させてマスターを炙り出す。 戦闘は赤道斎任せ。赤道斎に使用済み下着をかぶせて戦わせて勝ちを狙いに行く。 赤道斎は素の殴り合いも強く、魔法も多種多様で強い。サーヴァントとして呼んだらキャスター最優レベルの人物。ただし変態。 弱点はキャスターの存在、と断言していい。 キャスターが『頂の白』として顕現していなければ赤道斎の魔法も通用しないが、『頂の白』はあまりに目立つ。 そのため、肉壁代わりの同志を用意し続けて、撹乱のために彼らにも神秘の宿ったパンツをかぶらせる必要がある。 幸い、キャスターは『頂の白』でも常人並の魔力反応しか発生しないため、パンツを被った赤道斎がサーヴァントと誤認してくれる可能性も高い。 『下ネタテロは我が為に』はデメリットしかないため使ってはいけない。
https://w.atwiki.jp/lord_of_vermilion/pages/1201.html
というわけでストーリーモードです。ここを総論とし、イコン一枚につき1ページで解説するのが良いかと思います。 -- (名無しさん) 2013-10-02 21 51 40 物語が進むとCPUも使い魔8枚使ってきますよ。しかも荒らしまでしてきます。 -- (名無しさん) 2013-10-03 16 12 30 相方使い魔(スキピオのオオモノやバルドのアエロ)の情報も提供お願いします -- (名無しさん) 2013-10-04 03 15 22 相方使い魔 ヒルダ→フェンリル バルド→アエロ アズーラ→サマエル テオ→ガープ -- (名無しさん) 2013-10-04 06 44 10 相方使い魔はプレイヤーによって変化(アズーラをプレイヤーに使うとサマエルの相方はギデオン)するらしいです。黒曜は白虎で、琥珀は風魔小太郎でした。 -- (名無しさん) 2013-10-04 07 30 55 ステージ5にてファミ通に掲載されていたボス「イクリプス・ゼノ」を確認 またここを攻略することにより第一章攻略完了の旨を伝えるスタッフロール兼ED 加えて「運命の扉」の常時開放とステージ1~5の常時プレイも解放される模様 -- (名無しさん) 2013-10-04 19 39 45 ゼノはコスト60↑扱いの模様。クラウソラスで余裕 -- (名無しさん) 2013-10-05 00 35 34 攻略とは別にステージ3又は4を攻略すると全国における戦闘開始時と勝利時のセリフが一つ増える模様 -- (名無しさん) 2013-10-05 08 28 54 とりあえず全ステージのページを揃えました。 -- (名無しさん) 2013-10-05 11 11 41 ステージ1に友軍情報の表も作ってみた。誰か訂正・修正の上全ページに掲載頼む -- (名無しさん) 2013-10-05 21 17 06 イコンの絵柄変化は書かないほうがいいと思う -- (名無しさん) 2013-10-06 13 30 41 ギデオンって使い魔何使うんですか -- (名無しさん) 2013-12-07 22 53 07 イージアの相方使い魔ってなんですか? -- (名無しさん) 2014-02-01 07 48 15 イージアはプルートですよ -- (名無しさん) 2014-04-24 00 35 13 戦闘についての部分消してもいいんじゃないかな ボス戦とかの例外有るし -- (名無しさん) 2014-04-25 01 56 45 ↑↑↑↑ もう見てないかもしれないけど、アロエだったと思う。 -- (名無しさん) 2014-06-25 01 05 23 ↑ストーリーでのギデオンとアンジェラの相方使い魔は、プレイヤーが使用しているキャラクターと対応しているキャラクターの使い魔になる。要は穴埋め要員。 設定上はギデオンがセルディッド、アンジェラはかまいたち。 -- (名無しさん) 2014-06-25 01 26 09 ステージ9クリア特典自体はストーリーのネタバレにならないので、記載があった方がいいと思います。 -- (名無しさん) 2014-09-16 11 22 40 ステージ8の具体的な攻略を教えてほしい(何度やっても負ける) -- (名無しさん) 2014-10-14 03 08 15 ステージ8なら開幕逆サイからセポネかユダで左タワー荒らしてニャル子をリザレク2で作って、一番割れてない石に群がる小粒狩るだけで終わるよ。カード資産が厳しいならガレアードで石割るしかないと思うけど -- (名無しさん) 2014-10-22 01 11 43 「記憶の扉」で他のキャラでステージをプレイしてるのを見たんですがどうしたらできますか? -- (名無しさん) 2015-08-15 13 56 30 ↑ステージ9までクリアしたら出来るはず -- (名無しさん) 2015-08-25 12 31 22 某サイトによれば、ストーリーモードの第4シーズンが公開されたらしいが、本当なのですか? -- (名無しさん) 2015-09-27 21 26 37 ↑と、言うより公式が前回のアップデート(9/10)で既に告知してます。が、編集して下さる方並びに実際に攻略している方が足りないので編集が滞っていますが… -- (名無しさん) 2015-09-28 09 45 18 全国対戦もいいけど、ストーリーもステージを進めていけば、難易度が上がって、やりごたえがあるから、損は無いと思うのだが。 -- (名無しさん) 2015-09-28 14 28 45 ステージ6以降(イージーモードを選択できるストーリー)に対する記載ですが、「あの使い魔を持ってないから、この使い魔で対処できるかな?」と思っているプレイヤーがいると思うので、「どのストーリーでどの使い魔は、この使い魔で代用出来ます」という情報も、可能なら、該当するページに記載してほしいと思ってます。 -- (名無しさん) 2015-10-09 22 38 55 Re 3が稼働している現在、Ⅲにはない、Re 3のストーリーがあったりするのでしょうか? -- (名無しさん) 2015-12-04 14 07 55 ↑公式から告知がされてないので恐らく追加は無いと思われます。 -- (名無しさん) 2015-12-05 00 36 53 外伝とか作ってくれたらいいのにねぇ -- (名無しさん) 2016-12-19 10 53 10
https://w.atwiki.jp/catan/pages/183.html
すごい間近の予定で申し訳ないが。 話題にだした好きな劇団が、今なにかやってることが発覚。 急遽突貫決定。 http //www.oboro-no-mori.jp/index.html 10月20日土曜日 19時-22時半 当日券2500円 待ち合わせ:新宿南口JR改札 18時 (予約をチケット化するために17時頃から、新宿にいる予定です。ついたら時間より前でも携帯のメールをくださいな♪) ご飯を軽く食べてからいきましょう 参加する人:しゃるさん・じょっしゅ・ふぇりあんさん・ぼく 【発起人:しるば】 参加者はコメントCOで。待ち合わせ場所と時間は前日に。予約は明日。 -- しるば (2007-10-17 23 30 52) 行くー。 -- しゃる (2007-10-17 23 33 30) 行きたいCO。ただ、17 00くらいまでバイトで地元に拘束されるんだなー、これが。だから夜の回じゃないと無理な可能性大。まぁ都合合わないなら外してもらって構わないので。 -- josh (2007-10-17 23 34 58) いくよー -- Felean (2007-10-18 00 17 28) いきたいが法事で無理だぜ -- Albert (2007-10-18 09 26 17) 時間は、19時~22時半のにしようと思います。前売り券は、公開前売りってことらしく、すでに販売終了ですた。2500円でも、みんなきてくれるのだろうか。 -- しるば (2007-10-19 00 12 37) とりあえず、しゃるさんと、じょっしゅがおけなの確認した。 -- しるば (2007-10-19 00 16 02) 予約努力はしたけど、まだできてませぬ。さいあく、当日にチケットかいませう。 -- しるば (2007-10-19 00 49 07) 前売り券、チケットショップとかにあるかも?(無いかもしれないけど) -- Albert (2007-10-19 14 22 33) モバイルスイカだと安くなったらしいのだが。あいにくもってなくて。もってる参加者の人いたらごめんなさい。 -- しるば (2007-10-19 22 47 40) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/onelove/pages/11.html
大阪府の泉北にあるカジュアルな雰囲気のラウンジです♪♪♪ 大阪の深井では知らない人はいないのではないでしょうか★ 女の子も気さくでいい子達ばかり(^-^)/*** とってもアットホームでフレンドリーなお店です♪ もし良ければ是非☆気軽にいつでもいらして下さいネ♪ TOP MENU
https://w.atwiki.jp/enkai/pages/215.html
03-5361-1335 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-2 新宿タカシマヤ 13F JR新宿駅「新南口」徒歩2分 都営新宿線・大江戸線・京王新線新宿駅徒歩5分 新宿駅から338m [月~日] 11 00~23 00 ランチ営業、日曜営業 http //www.le-bretagne.com/